ITパスポート試験は、レベル1の「エントリー試験」と定義されています

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その先にレベル2以上の試験がたくさん待っています
ITパスポート試験は、情報処理技術を評価する資格試験の中では現在、最初期に実施される試験です。
情報技術関係のスキルを目指す人材は、まずITパスポートを受けること、それを国家は奨励しているわけです。
では、ITパスポートに無事に受かったあとは、どうやってスキルを上げていくとよいでしょうか。
現在は、次のような形で試験が区分けされています。
レベル1:エントリー試験
ここが、ITパスポート試験です。
また、2016年からはじまったばかりですが「情報セキュリティマネジメント試験」がこの段階で新たに創設されました。
レベル2:基本情報技術者試験
その名もズバリ「基本情報技術者試験」が存在します。
レベル3:応用情報技術者試験
その名もズバリ「応用情報技術者試験」が存在します。
レベル4:各種上級試験
ここはやや複雑で、専門的な試験が何種類も準備されているのです。
- ITストラテジスト
- システム監査技術者
- プロジェクトマネージャ
- システムアーキテクト
- ITサービスマネージャ
- ネットワークスペシャリスト
- データベーススペシャリスト
- エンベデッドシステムスペシャリスト
- 情報処理安全確保支援士(旧「情報セキュリティスペシャリスト」……この変更は2017年度からです)
レベル5以上
ここから先は、ペーパーテスト等ではなく業務経験やヒューマンスキルの確認で判定していきます。
以上が、基本的な目安となります。ただしこの図式はいつまでも変わらないとは全然いえません。ITの世界は変化がめまぐるしいため、随時試験制度が変更されていくと受けとめていたほうが正しいでしょう。
いずれにしても、ITパスポート試験を受けたら、技術者としてとても広大な未来が開けていることは間違いありませんね。